気ままに呟き帳

アラサーOLがゆるーく綴ります

書籍『改革』から感じたこと

先の投稿で触れた通り、2022年の読書は9割桐野作品だったので、今年は色々な作家の本を乱読しようと決めていて、会社で貸出してくれる本をさっそく一冊借りました。

 

井上康生『改革』

井上康生さんが柔道男子の監督に就任してから、どのように選手たちを束ねていったのか、手の内を明かしてくれる一冊です。7章に分かれていて、フィジカル、メンタル、情報戦略など、あらゆる側面から勝ちにこだわる執念を感じることができます。これはスポーツ界だけではなく、いちサラリーマンである自分の身にも置き換えられるなぁ、という学びのポイントが満載です。

3日くらいで読破する予定が2時間で読み切りました。読みやすい。

 

特に響いたフレーズが2つ。

まずは「『もしも』という問いを立て、『なぜ』と考える習慣をつける」こと。

これは私自身、重要性を実感する機会がすごく多いです。というのも、今の職場の先輩が、まさにこれを実践しているから。

「俺が社長の立場だったらこんな制度を取り入れて、こんな人員配置にして、こうしていくのにな〜」なんて具合に。そして、それを実現するにはどんな問題があるかとか、なぜ今それが出来ていないかを自分なりに考えているのです。本当にデキる先輩だと思っていましたが、井上康生さんも同じことを言っている!と感動しました。

ぜひこれは私も取り入れようと思います。

 

もう一つは「最悪な状況をいくつもイメージできるネガティブな発想力が必要」ということ。

これもまさにその通りだと思います。この前たまたま、高校アメフト強豪校の練習を取り上げているテレビ番組を見ましたが、その学校は「関西人の人を連れてきて、とにかくヤジを飛ばしまくってもらう」という練習まで取り入れるのだそうです。いくら練習を積んでも、関西弁のキツいヤジでメンタルが崩れるかもしれないという状況を想定して取り入れているのだそうです。

『改革』では、戦略の一つとして遠征先のホテルをわざとグレードを下げたと書いてありました。海外は遠征先の環境が悪いことが多く、それによって本来の力が発揮できないことを想定しているのだそう。

 

感心するだけではなく、実践できる人にならなくては!