私の職場では、最近非常に画期的な取り組みが行われています。
うちの職場はいくつか部署が分かれています。当部署には5つの部があり、そこからさらに枝分かれして10課、プロパーだけで140名いる大所帯ですが、なんと本部長が、管理職未満の平社員5名ずつとの飲み会を開催するというのです。お店選びも予約も本部長が行ってくれるとか。
すでに年明けごろから10回ほど開催済みなので、部員の三分の一は参加したことになります。私は参加したい気持ちと畏れ多くて萎縮する気持ちにしばらく揺れていたのですが、すでに参加した人から楽しかったと聞いて、ついに参加する勇気が出て、2週間後の回に申し込みました。
本部長なんて雲の上の存在がこんな平社員との場を設けてくださるなんて、普通ではありえない状況ですが、お酒の力も借りて何とか楽しみたいところ。
先に参加した人によると、自己紹介シートを作ったり、自慢の1枚みたいな写真を用意していったら盛り上がったとのこと。
うーん、なるほど。確かにそういうものがあるといいかもしれん。とはいえ、考えども考えどもなにも浮かばない。特に盛り上がるネタも持ってないし、平凡中の平凡なので、自己紹介の類が最も苦手なんです、私。
で、この間たまたま彼氏にこの話をしたら、自己紹介のネタを一緒に考えてくれました。
彼に言わせると、次の10個を言っときゃなんとかなるらしい。
まずは基礎データから。
①年齢
👦🏻今年三十路なんです〜って言って笑い取っとけ
…うるさい!乙女は年齢で笑いはとりません!
②新卒、女性、入社8年目、前部署は営業
新卒・女性で5年以上在籍しているとやっぱり大事にしてもらえるし、印象に残るから、私は意外と仕事におけるジェンダーの意識って悪いことばかりではないと思ってる。あと、女性=会計部署出身が大半を占めるなか、私は営業出身の異端児なので、ここでおっ!って思われたい。という打算にまみれた自己紹介。
③出身地
出身地ネタは盛り上がるから間違いない。
👦🏻関西出身なんだから関西弁で本部長と喋れば?
他人事だと思って軽く言うけど、そんなことできるわけないやろ!アホかいな!
④現在の所在地
私は職場のすぐ近くに住んでいるので、これもまた盛り上がる鉄板ネタ。
続いて趣味嗜好編。
⑤SnowManが好き
ここで申し訳程度の女子力アピール。
しょっぴーとめめ推し。いわふかもゆり組も好き。皆好き。
⑥カフェ巡りが好き
申し訳程度の女子力アピールその2。
⑦散歩
👦🏻暇な大学生みたいにアホほど歩くの好きなんだから、そこアピールしとけ
と言われました。おっしゃる通り、暇な日に池袋から浅草まで13キロ歩いた女ですから…
⑧料理
料理なんか別に自己紹介で言えるほど得意でもないじゃんと言ったら、
👦🏻普通に上手いし美味いから自慢しときなよ
と言われました。
…嬉しい、、というか普段からもっと言ってよ‼︎
⑨ヨガ
ホットヨガをもう3年も続けてる。これも女性の習い事人気上位なので女子力アピールになるか…?
⑩読書、図書館巡り好き
これが1番びっくりしましたが、
👦🏻俺が理系だからかもしれないけど、小説を好きで読む人なんて周りにいなかったから本当にすごいと思う
と力説されました。え、そんなもん?私はむしろ自己啓発本を読むのが苦手で、小説ばかり読んで生きてきたので、かなり驚きました。育つ環境が違うと色々違いもあるもんですね。
👦🏻あとは、「東京の美味しいお店教えて欲しいです〜」とか、「次引っ越しするときにどこに住むのがいいかオススメありますか〜」とか、「お花見のおすすめスポット教えてください〜」とか聞いとけばええやん。あと筋トレの話したら男はだいたい食いつく
などと至極真っ当な追加アドバイスもくれて、思いのほか本部長飲み会のイメトレで盛り上がったのでした。
ちなみに私が参加する回の5人、うち2人は同じチームで業務する相棒(男性)。残り2人は元会計出身のバリバリ女子力ガールズ。女子力ガールズとは課が違うのでほぼ喋ったことがありません。
さて、彼からもらったアドバイスと自己紹介を活用しながら、萎縮せずに楽しむことはできるのか…⁈
また飲み会参加後に後編として感想を残します。