遅ればせながら、ようやく「ポトスライムの舟」を読む。読みたいと思いつつ、買うのも勿体無くて、図書館の貸出に空きが出るまで待っていたら、読みたいと思ってから2ヶ月以上も経っていた。
津村さんの描く物語はいつも、登場人物も場面転換も極めて少ない、平凡な日記のような日々なのに、どうしてこうも引き込まれるんでしょうね。

いろんな家庭環境で生きる人たちを描いていて、主人公の心情が綴られているけど、
「女の子供の親孝行は結局、真面目に働くことなどではなく、手頃な男を見つけて安泰な結婚をすることなのではないかと考えていた。」
この一文に、ぐさっと。
でもあながち間違っちゃいないよなぁ、と深く感じ入る。上手いこと言うな、本当にそうだよなぁ。
たまたま通勤中に見ていた今日の日経新聞に、各国の出生率が低下しているとの記事があって、それを見た後にこの本のこのフレーズに出会ったもんだから、何だか可笑しいような、妙なタイミングの良さに驚いた。
そして目下の私の悩みにダイレクトに来る。ぐさっ。