気ままに呟き帳

アラサーOLがゆるーく綴ります

パフェを食べておセンチになる

金曜日、仕事終わりに会社の同僚と晩ご飯に行った。相手の「パフェが食べたい」という要望に応えるべく、私がかねてから気になっていたお店を提案すると、すぐさま賛成の返事が来た。

このお店は席数も少なく、店主も1人なのでとにかく料理の提供に時間がかかるが、それも含めてゆったり過ごして良い時間と思うことができた。

呑める喫茶店と銘打つだけあって、クラフトビールや日本産ワインなども品揃え豊富。

さらにお目当てのパフェは、見目麗しく趣向を凝らした芸術品だ。

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今の時期に頼めるのは、和梨ゴルゴンゾーラと浅煎りコーヒーのパフェ。

上には生の和梨、中にはコンポートの梨。塩レモンのシャーベットには、ザクザクとレモンの皮も入っている。横にはちょこんと胡麻のチュイルが乗せられ、そしてゴルゴンゾーラの塩味が舌に乗ると、途端にスイーツと食事のマリアージュを感じる。その下にはスポンジケーキの層、そしてコーヒーのジュレ。飽きることなく甘すぎず、大人で秋の気配を感じるパフェだった。

とってもとっても、イイジカン。

同僚に、「独身最後のアフターファイブをもらっちゃってごめんね」と言われて初めて気づいた。そうか、言われてみればそうだった。

すでに一緒に暮らしているから、入籍前後であまり大きく環境が変化する感覚はないけれど、ふとした時に周りに言われた言葉に結婚することを実感したり、ちょっぴり不安な気持ちになったり。

秋の夜のパフェは、おセンチな気持ちを引き連れる。