気ままに呟き帳

アラサーOLがゆるーく綴ります

価値観が合う、とはどういうことか

ふとしたことから価値観の話になって、面白いな〜と思ったことが。

 

お金の価値観が大事という話はよく聞きますが、これって、いわゆる浪費家か倹約家か。羽振が良いかケチかってことに帰着するケースが多いと思います。

同じお金の価値観でも、今回話題にあがったのは、払ったお金に対してどういったリターンだったら許せるか?という話です。

 

先日タイタニックを観に行ったのですが、私がネット予約したので、彼の分も映画のチケット代を立て替えました。3Dの映画だったので普通よりちょっと高価な2,300円、立て替えてるから返してね、と。

そうしたら、待ち合わせに現れた彼が、普段絶対持っていないような綺麗な洋菓子の紙袋を提げてきてびっくり仰天。

聞くと、前日に職場の懇親会があり、参加者全員に有名洋菓子店の焼き菓子詰め合わせが配られたと。さらにビンゴ大会でお米の目録も獲得したそうで、その両方を私にあげるよ、というわけです。ちょっぴりはにかみながら、これで映画チケット代の代わりってことにしといて!と。

 

話を聞くまでもなく、彼は焼き菓子なんかに全く興味がないので私にくれただけだというのは明白なのですが、不思議と全く腹が立たなかった。むしろ、何だかお金でそのまま2,300円返されるよりも嬉しい気さえしました。

 

都合のいい妄想かもしれないけれど、私と会っていない時間にもちゃんと私のこと考えくれたんだなとか、彼の職場の事柄(たかが会社の懇親会ですが、なかなか職場の話をしてくれない彼なので)と私を結びつけて考えてくれたんだと思うと、気持ちの面で付加価値がつくというか、そんな気持ちになったわけです。

ちなみに、気になって一応ネットで調べてみたら、焼き菓子とお米の目録合わせると、ゆうに2,300円を超えていたので、それが前提にあるから嬉しいと思えたのは当然ながら大きいですが。

 

一方、私のブログでしょっちゅう登場する仲良しの同僚は、そういうのは許せないんだそうです。金は金で返せとの現実主義者なので、私の考えについて、「甘いよ!お金はお金できっちり返してもらわないとそのうち付け上がられるよ!」とお叱りを受けてしまいました。そんなもんかしら…

 

とはいえ、彼は普段から別にケチなわけではないからなぁ。

見栄張って奢るとかは一切ないし、突然のプレゼントとかもまずない。必要以上に与えることはしない。

でも、私が必要としていることが分かれば、ほぼ使わずに彼の家に眠っているというモニターやPCを気前よく譲ってくれたり、私が会員ではない店での買い物に、彼の会員証を貸してくれて割引を受けられるようにしてくれたり、そういう、必要に応じた利益の共有には抵抗がない人だから。

 

思い返せば、前に付き合っていた人は、それこそお金の価値観が合わずに別れたのでした。

私より3つも上なのにファミレスの支払いも1円単位の割り勘。彼が契約していたWi-Fiには絶対に繋がせてくれない。極め付けは関西から香川にドライブに行く約束をしていたのに、鳴門大橋を渡るのに通行料がかかって高額になるとわかった途端に、行き先を岡山に変えてしまう。徹底的なケチンボ男だった。その人だったら今回のことも絶対許せていない。間違いない。

 

結局は人、なんだよなぁ、、

いや、私が甘くてダメンズを製造しているだけなのか?

でも、そういう小さな取るに足らないことでも許せる(腹が立たない)ことこそが、価値観が合うってことだと思うんだけどな。うーん。難しいです。