先日、ビジネス数学検定という試験を受験しました。
現在の業務で会社の数字を扱ううえ、上司からの推薦もあり、この度受験することに決めました。
内容としてはそんなに難しいものではなく、売上高と割合とか単利複利計算、減価償却、為替、時差計算、損益分岐点売上高、ROI etc…四則演算ができればそう困るものでもありません。
ただ、受験要項やサンプル問題を解く上で、いくつか気づいたことがあります。
①ビジネス数学検定は民間試験でまだまだ市民権を得ていないので、過去問が出回っていないし受験対策法・勉強法のサイトが著しく乏しい
②簡単な計算とはいえ、暗算や普通の電卓では時間がかかる問題がある(複利計算や平方根、累乗など)
③60分30問、7割以上正解で合格なので、1問2分、間違えていいのは9問だけ。時間との勝負。
ということで、特に①で困ったので、今後受験する方のためにも記録を残してみようと思います。
ちなみに私も受験するにあたってあれこれ調べ、はてなブログの記事に書いてあった内容を大変参考にさせていただきました。
◾️試験概要
3級〜1級まであり、いずれも7割で合格です。
3と2級は60分30問5択(1級も同じかな…?)で、合格するとオープンバッジというものをもらえます。
年に何度か実施期間があり、実施期間中いつでも好きな場所でPC受験できます。
私は休日に自宅で受験しました。
また、参考書や表計算シートなどは持ち込み可能です。
ちなみに2級を受験し92点で合格しました💮
◾️勉強期間
10月10日に受験を思い立って勉強を開始し、28日に受験したので、期間としては2週間強、3週間弱です。
勉強時間は1日1時間、土日は2時間程度だったので、合計で20時間余りといったところでしょうか。
個人的には、仕事や家事と両立しながらでも無理なく挑めるボリュームでした。
◾️勉強法
①公式テキスト周回
ひとまずこれに尽きます。
2回目以降は間違えたところを中心に。4回ぐらい繰り返しました。
②エクセルの表計算シート完備
計算が面倒な複利計算、PER、重み付けなどは打ち込めばすぐに答えが導けるような表計算シートを試行錯誤しながら作成しました。キーワード検索出来るようなシートも作成しました。
テキスト3周目ぐらいのタイミングでは、このエクセルシートを使いながら問題を解く練習を行いました。
③ストップウォッチ活用
慣れてきたら、1問2分で解けるように、また公式テキスト40問を70分で全問正解できるよう、時間を意識して解く訓練をしました。
④別テキストで模試
ビジネス数学検定は、探せども過去問が見つかりません。なので、2級より若干レベルは違うようですが、以下テキストを購入し、初見で70分制限で問題を解きました。
◾️当日の受験環境
広い机があると捗ります!
メインのPCで受験画面(設問)を、ダブルディスプレイでお手製のエクセル表計算シートを開いておきます。
手元には電卓、電子メモパッド(後述します)
、ストップウォッチ(PC画面にも出ますが残り時間確認のため)、そして念の為のiPhone(横向きにすれば関数電卓になるので)を置いて、準備完了です!
◾️役立ちグッズ
勉強の時に役立ったのが以下の者たち。
まず電卓。本当は関数電卓を買えばよかったのだけど、普段使わないのでお金をケチって普通の電卓です。でもボタンが大きく12桁あるCASIOのものが良くて、そこはこだわりました。
そして私の中で1番の相棒が、100均の電子メモパッド!
ある程度の大きさがあるので書き込みもできるし、なにより一瞬で消せる!
例えばA社、B社、C社…と売上金額が並んでいて、A社は全体の売上の何割を占めているでしょう?なんていう設問の際に、全社の合計売上金額をちょこっとメモしておいて、次の設問に行く時にはゴミ箱マークをポチッとすれば1秒でクリアに!他にも、アイウエオの設問のそれぞれに○×をメモしたり、とにかく時間勝負のこの試験、ちょこっと書いてパッと消すのに超最適です。世紀の大発明だと思うほど!(いいすぎか笑)
あとは、ストップウォッチ。これは上述の通り。その他、紙にパッと書きつけたい時用のボールペンと、勉強中気分を上げるためのsound core(ワイヤレスイヤホン)です。コーヒーとお菓子も用意するのを忘れずに。
個人的には勉強になったし業務に直結する部分もあり、受けてよかったと思います。
少しでも、これから受験する方の参考になれば幸いです。