気ままに呟き帳

アラサーOLがゆるーく綴ります

家電とダイニング

同棲生活のカルチャーショックについて、第2弾です。(需要あるのかしら?)

 

家電とダイニングの話では、随分とモメました。

合理的な男vs感受性の女、と言ったところでしょうか。感受性というより、ストーリーを大事にするという方がしっくりくるかな。

 

まずは私の話を。

実は私は、同棲に対する楽しみより不安が圧倒的に大きかった。一人っ子かつ父が長く単身赴任をだったので、基本は母娘の2人生活。兄弟同士で我慢することも知らず、いつも優先されてきたことは、自分が人と暮らす上での協調性欠如への不安を大きくしていました。

しかも前の彼氏とは、結局お金絡みで価値観が合わずにお別れしました。(これも過去の投稿に書きましたかね、、)

 

今の彼とはお互い程よく自立していたので、デートの頻度も多くはなく、細かな生活感は見えづらい部分も多かった。しかも向こうは寡黙。

単なるデートと暮らしを共にするのでは全く違うことはよくわかっていたので、不安で、ひたすら彼と過ごしてからのストーリーを頭に描いていました。

 

私は毎日ご飯を作り、それをダイニングテーブルに並べる。美味しいと食べてくれるといいな。どちらかが仕事終わりが遅くても、もう片方がすでに食事を終えていても、一緒に食卓に着いて話をしたいな。都内の1Kは一口コンロで狭小間取りだったから、絶対2口コンロで料理しよう。ダイニングから見える壁に、2人をかたどった刺繍を飾りたい…

 

 

女性の妄想力に、男性陣はドン引きしたでしょうか、感心したでしょうか。

彼は、ドン引きもしなかったけれど感心もしてくれなかった。(一部共感する部分はあったのかもしれないけど、特に何も語ってはくれなかった)

そんなことよりも、住む環境を整えるべく邁進する、そんな姿を目の当たりに。

 

まずもって引越し初日に激怒されたのが、

👦🏻不用品を持ってきすぎ!引越し慣れしなさすぎ!

とのこと。ソファーとか(結果的はかなり活用しています。取り外せる脚置きだけ捨てることに)、古くてデカい換気扇みたいなサーキュレーター、捨てるのが惜しいが使わないエレクトーンキーボード、熱で天板が焼けてるけど愛着のある丸いローテーブルなど…

 

👦🏻そんなにダイニングテーブルを買いたいなら、それ相応の場所を確保してから言えよ!要らないものを2つ捨ててようやく1つ新しいものを買えるくらいに思っとけ

 

ごもっとも。

しかし、私にとってストーリーの中核を成していたダイニングテーブルを購入リストから外されたらたまりません。ここは私も食い下がる。

 

👩🏻そんなこと言ったら、いったいどこでご飯食べるつもり?

 

👦🏻当面は、その邪魔なソファーの脚置きをテーブル代わりにするのでいいよ

 

👩🏻えっ…

 

👦🏻それより買わなきゃいけないものがたくさんあるでしょ

 

ということで買うべきものとやらを聞くとびっくり仰天です。

 

👦🏻乾燥機を購入したい(洗濯物を干すのが面倒だから)

(👩🏻いやいや、干すのくらい私がやるよ)

 

👦🏻乾燥機をかけると部屋の湿気がすごくなるから除湿機を購入したい

(👩🏻だから、天日干しすれば良いだけでは…)

 

👦🏻乾燥機で乾かすとしわくちゃになるから、スチームアイロンを購入したい

(👩🏻そんなのシワ伸ばししながら天日干しすれば良いだけじゃーーん!!!!)

 

面倒を改善するには別の家電で解決!という考え方も多くの支持を得ていることは理解していますが、私は共感できない…

 

それに、結構好きなんです。陽の光を浴びながら、洗濯干すのが。あと、ここでは話題に上がらなかったけど、料理を作るのも好き。面倒な人にとったら究極に面倒なんだろうけど。

 

そんなこんなで家電量販店に行っても私はブスっとしているし、向こうは買いたい買いたいでしばらく膠着状態だったのですが、1つ彼の良いところは、「すぐ買わずにしばらく待つ」ところ。

待ってるうちに、やっぱり買わなくてもいいかも、今のものでも代用できるかも、ワンサイズ小さい物でいいかも、などと考え直して、結局買わずに済んでおり、今回については私が何の苦もなく天日干しするので、彼が買いたいと言っていたものは結果的に買わずに済みました。めでたし。

 

 

で、ダイニングの方はというと、私の持ってきた不用品を粗大ゴミに出す算段をつけたのちに無事に購入しました!しばらく彼の言う通りに、ソファーの脚置きで食事をしていましたが、予想通り問題が多発して(座面がふわふわなので椀が傾いて汁がこぼれるとか)彼自身がダイニングテーブルの必要性を実感したのも大きいですね。苦笑。

 

木の柔らかい雰囲気と丸みのある角、ゆったり座れる椅子との相性もバッチリ。

願っていたストーリーのように、可能な限り一緒に揃って食事をし、集う場所にすることができました。

 

そんなこんなで、引越し当初は物を揃えるだけでも一大イベントでした。

押したり引いたり待ったりしながら進むのって、なかなか難しいけど面白いもんですね。