気ままに呟き帳

アラサーOLがゆるーく綴ります

どうやって励ますか、という話

先日、部内でケーススタディの発表をする機会があり、時間のない中資料を作成し、何度も推敲し、カンペを作って読む練習もした。

定時までは通常業務で目一杯なので、休日を割いたり、仕事終わりに帰宅してから夜中まで頑張ってみたり、就業前に職場近くのカフェで悪戦苦闘したり。

 

ない時間を絞り出して、結構ベストを尽くしたはずだったんだけどなぁ。

結果は惨敗だった。

 

別にコンペでもないし、惨敗も何もないのだけれど、180名近くの聴衆がいると思うとやっぱり緊張でカミカミで、ZOOM越しのワイプに映る面々は、多分半分くらい、耳はイヤホンに突っ込みつつ、内職している。

 

私の発表、興味ないんだ…

 

 

「緊張でカミカミで、発表大失敗だったよ」って相方にLINEをしたのに、一向に返事がない。既読にすらならない。

 

冷たいやつめ。

なんだよ、慰めのひとつくらい…

 

 

いや、慰め待ちとかそんなウザLINEをしたかったわけじゃないし、別にいいんだけど。

 

 

 

発表がうまくいかなくて、もっと練習しておけばよかったって後悔で、その後の仕事は手につかなかったし、心なしか具合も悪くなってきた気がする。その割に忙しくて、一向に帰れそうにない。

気がつくと、もう日が回るまで3時間だ。

 

 

ようやく仕事を終えて、本格的に具合が悪い感じがして、なのに運悪く電車は混んでて30分立ちっぱなしで、もうダメかもって思いながらなんとか家路に着く。

 

 

 

家に帰り着くと、オレンジ色の暖かい灯りのダイニングで、相方が、ご飯をあっためて待っていた。

「緊張でカミカミで、発表大失敗だったよ」のLINEはスルーし、「帰るよ」への返事はスタンプ1個。恐ろしく淡白なヤツ。

 

だけど、私が「帰るよ」って連絡入れたのをみて、帰り着く時間に合うようにあっためてくれていたのだと思うと鼻の奥がツンとした。私が作り置きしてたご飯をあっためただけではあるけど。

 

ご飯を食べたらさっさとお風呂に押し込まれ、その間に洗い物も済ませてある。

…1番洗い物が嫌いなくせに。

 

「今日は早く寝な」って言われてふと気づくと、私の布団が布団乾燥機でふっくらホカホカしてる。

同棲する時に彼が持ってきた布団乾燥機。

私は使ったことなくて、特に使いたいとも思ったこともなくて、何がそんなにいいのかしら?と思っていたけれど。

いつもの布団が優しくあったかくなって、包まれて心が解ける感じがして、何にも考えずすぐに眠りに落ちた。

幸せだな、と思ってびっくりした。

発表が失敗して後悔して、満身創痍で家に着いた頃には、寝る前に幸せだと思えるなんて想像していなかったから。

 

 

言葉はなくても行動で労ってくれた、その気持ちが嬉しかったな。ありがとう。

感謝でいっぱいです。